ラジオ新番組 「サウンド・クオリア」が始まります
ラジオNIKKEI第1にて、「サウンド・クオリア」がスタートします。NATUREレーベルのほか、『美しの里』の音楽や、国内外のサウンドトラックなどを多数手掛けているKimスタジオ発信!です。パーソナリティーは、Kimスタジオのプロデューサーでエンジニアの伊藤圭一です。
日曜の夜、ゆったり心地よい音楽を、ジャンルを問わず、可能な限りフルコーラスでたくさんお届けする予定です。
TVもラジオも、お馴染みのアイドルや芸人さんが多く出演され、企画優先と言うよりも、出演者のトークやリアクションで番組が作られていることが多いと感じませんか。そういう軽妙な内容は、リスナーも元気な気持ち、楽しい気分になれますし、確かに必要だと思いますが、ここらでゆっくり音楽を聴けるラジオ番組があってもいいのでは?ということで、伊藤圭一に白羽の矢が立ちました。
実は、余り知られていませんが、ラジオ放送で日本全国47都道府県へ放送しているのは、「NHK」とこの「ラジオNIKKEI」だけなのです。他局は地域限定なのですね。
また、近年のインターネットやスマホの普及によって、ラジオは今、新しい聴かれ方をしています。radiko(ラジコ)を使えば、通勤途中でも外出先でも、気軽に聴くことが出来るため、ラジオを聞く層は、拡がっているのです。
こういったメディアの変革も手伝って、もともと経済情報中心の、この「ラジオNIKKEI」でも、大人が楽しめる音楽番組を作ろうとなったのですね。
伊藤は、エンジニアとしてこれまで多くの楽曲を録音しています。 何百種類の楽器を間近に見て触れて、来ました。そして最も良い音質で録音するために、楽器の構造を知り、マイクや機材を工夫し、楽器のコンデションによるわずかな音の違い、演奏家の奏法による音の違い、等々を聞き分け、おそらくは演奏家本人より、良い音という意味では、その楽器に詳しいのです。
素晴らしい演奏家の生の音を、どうやれば、劣化させずに再現しリスナーへ届けることができるか、を、常に追求し続けています。
伊藤本人も、多くの楽器の演奏もしますが、なぜそうなったかと言えば、楽器を追求した結果だと言うことです。
より良い音の為には、録音に関わる機材も大事であり、Kimスタジオには、市販の機器では満足できず、設計からオリジナルの機材もとても多いです。また、SONY、YAMAHA、Roland、など国内外の音響機器メーカーともアドバイザー契約し、プロオーディオや音楽制作環境の開発、発展に深く関わってきています。
このような現場作業の一方で、プロデューサーという立場から、サウンドを広めて行くために、聴かせ方、仕掛け方がとても大事であることも熟知しています。業界の様々な業種の人、裏方と呼ばれる人たちの力の上で、ヒット作品が作られていることや、ビジネスの多様な形態やテクノロジーの発展に伴う変革まで、広い知識を持つ必要があるのです。
「伊藤圭一のサウンド・クオリア」では、毎週、ゲストをお迎えしてたっぷりお話をしていただく予定ですが、日頃あまりメディアで知らないような業種やお仕事をされている方、企画や演出の人であったり、音楽家ではないアーティストにも、どんどんお越しいただきます。音楽やアートが出来上がっていく過程のどんなお話が聞けるか楽しみです。
ラジオNIKKEI http://www.radionikkei.jp/qualia/
radiko(ラジコ)http://radiko.jp
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オープニング・テーマ「やさしさの波紋」(作編曲:黒石ひとみ)
エンディング・テーマ「風色の稜線」 (作編曲:黒石ひとみ)